航空保安大学校に高卒で入るには?2019年試験の日程、倍率、初任給を解説!

2019年度 航空保安大学校学生(高卒程度)試験について

航空保安大学校学生は、高卒者を対象とした試験です。
卒業後は、主に全国の空港や、国土交通省(本庁)、地方航空局(東京・大阪)などに勤務します(シフト勤務・定期的な全国転勤あり)。

受験資格

2019年4月1日において高校又は中等教育学校を卒業した日の翌日から3年を経過していないもの及び2020年3月までに高校又は中等学校卒業者

航空保安大学校学生の受験資格は4年!

2020年4月採用者試験の受験資格者は、2017年3月高校卒業者~2020年3月卒業見込みの者のみです。

大学進学をせずに公務員に就職することを希望する方は早めの対策が鍵となります!

試験日・試験種目・合格発表日

1次試験

試験日2019.9.22(日)
申込期間2019.7.16(火)~7.25(木)
試験科目・基礎能力試験(多岐選択式)
・学科試験(多岐選択式)
合格発表日2019.10.9(水)

2次試験

試験日2019.10.11(月)~14(木)
試験科目・人物試験(面接)
・身体検査
・身体測定
合格発表日2019.12.17(火)

2次試験を合格しても採用されるとは限りません。
2次試験に合格すると、採用候補者名簿(1年間有効)に記載され、この名簿の中から成績及び採用のための意向調査を考慮したうえ、採用者が決定します。

学科試験について

学科試験の回答時間は2時間です。数学及び英語又は物理から出題されます。

航空情報科・数学(13題):数学Ⅰ、Ⅱ、A、B(数列、ベクトル分野)
・英語(13題):コミュニケーション英語Ⅰ、Ⅱ
航空電子科・数学(13題):数学Ⅰ、Ⅱ、A、B(数列、ベクトル分野)
・物理(13題):物理基礎、物理

身体検査について

次のいずれかに該当する場合は不合格となります。

航空情報科①色覚に異常のある者
②片耳でも、次のいずれかの失聴がある者
・3,000ヘルツで50デシベル以上
・2,000ヘルツで35デシベル以上
・1,000ヘルツで35デシベル以上
・500ヘルツで35デシベル以上
航空電子科・色覚に異常のある者

申し込み方法

出願は、インターネットで受け付けています。

航空保安大学校 採用試験の倍率

前年・2018年度に実施された航空保安大学校学生(高卒程度)試験の倍率は6.3倍でした。
航空情報科に対する申し込みが多く、科による倍率に開きが生じました。

ただし、募集人数55名(航空情報科25名、航空電子科30名)に対して二次試験の合格者が106名おり、二次試験通過後も採用までの道のりは厳しいです。
最終的な倍率は12.3倍でした(採用予定者54名)。

各課程の1次試験、2次採用合格者及び採用者は次表のとおりです。
比較対象として前年度の倍率も下段に掲載しています。

区分申込者1次合格者最終合格者倍率
航空情報科433784010.8
航空電子科230107663.5
6631851066.3
2017年度6661771026.6

航空保安大学校学生になるための勉強方法

主な勉強方法
  • 参考図書などを購入しての独学
  • 専門学校の模試を利用
  • 専門学校の特別講習を利用(夏季講習や冬期講習)
  • 高校在学中から専門学校に入学(塾のように、平日夕方から学習)
  • 高校卒業後に専門学校に入学(予備校のように、日々学習)

学科試験で「物理」が出題される航空電子科は、倍率が低い穴場的な試験といえます。
きちんと対策すれば合格可能ということを念頭に、勉強することをおすすめします。

高卒後すぐに採用される者も多いですが、専門学校で1~2年勉強してからの採用となる者も多くいます。
また、採用者数の多い大卒者試験から公務員を目指す者もいます。

独学での合格は可能ですが、専門学校等の試験や短期講習を利用するのも一手です。
受験資格は、高校在学中を含めて4年しかないため、もしも、受験に失敗した場合の進路についても考えておかなければなりません。

航空保安大学校学生の仕事・勤務時間・初任給(例)

仕事内容

航空保安大学校での研修を修了した後、全国各地の航空交通管制部、空港において次の業務に従事します。
生涯にわたり全国転勤をします(宿舎あり)。

・航空情報科:航空通信、航空情報の提供および運行管理等の業務に従事
・航空電子科:航空管制システムの運用、管理などの業務に従事

勤務時間

勤務時間: 24時間運用の大規模空港や航空交通管制部に配属された場合は、深夜を含むシフト制の勤務があります(時間限定運用の空港には夜勤がありません。)。
勤務体系は職種や空港によって異なりますが、休日と勤務時間は「一般職の職員の勤務時間、休暇等に関する法律」の規定どおり確保されます。

年次休暇:年20日。残日数は20日を限度として翌年に繰越。
休暇制度:病気休暇、特別休暇(夏季・結婚・出産・忌引・ボランティア等)、介護特別休暇
また、ワークライフバランス支援制度として、男性、女性を問わず育児休業制度等も選択できます。

初任給(例)

157,516円 ※行政職俸給表(一)1級5号俸に地域手当を加味した額。
航空保安大学校を卒業後は、専門行政職俸給表(一)が適用され、約198,000円程度(地域手当含む)の給与となります。

諸手当
  • 航空管制手当
  • 夜間特殊業務手当
  • 夜勤手当
  • 休日給
  • 扶養手当(子を扶養する場合、月額10,000円等)
  • 住居手当(借家に住む場合最高27,000円)
  • 通勤手当(交通機関を利用して通勤する場合の定期券相当額・1か月55,000円以内)
  • 本省業務調整手当(本府庁の業務に従事する者に、行政(一)1級の場合月額7,200円)
  • 期末手当・勤勉手当(ボーナス)(一年間に俸給等の4.45月分)

採用後の研修( 航空保安大学校)

採用されると、航空保安大学校(大阪府泉佐野市)に入校(全寮制)し、2年間の研修を受けます。

航空情報科航空管制運行情報官の業務に必要な航空法などの基礎知識・技能及び航空英語能力のための英語を身に付けます
航空電子科航空管制技術官の業務に必要な電子工学などの基礎知識や、実務で必要な航空管制システムの倫理・実技・航空関係業務の知識を身に付けます。

▼2019年度試験の解説はこちら

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