
海上保安大学校(高卒・幹部候補)の2019年度 試験結果の解説ページです。
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海上保安大学校学生は、高卒者を対象とした、海上保安庁の幹部候補生の採用試験です。
海上保安庁の一般職員は海上保安学校学生で採用されます。
「大学校」と「学校」では、採用後の進路が大きく変わります。
※海上保安大学校と、海上保安学校は、併願することも可能です(一次試験の日程が違うため)。
目次
海上保安大学校の倍率の推移
〇海上保安大学校の最終合格倍率の推移
2016 | 2017 | 2018 | 2019 |
---|---|---|---|
6.8 | 7.2 | 6.2 | 6.6 |
海上保安大学校学生の2019年度試験の倍率は6.6倍でした。
前年の6.2倍よりも倍率が上昇していますが、申込者数の減少に伴い、最終合格者も減らされたからです。
なお、募集時点での、採用予定者は、例年通り60名で変動はありませんでした。
申込者と採用予定者数の推移は次の表のとおりです。

2019年度は、申込者数がついに500人を下回りました。採用者数は変化していないため、採用までのハードルは下がっています。
海上保安大学校学生の辞退者の予想
人事院から発表されている資料より、航空保安大学校は例年約20名ほどの採用辞退者が出ています。
2019年度試験の最終合格者は72名、採用予定者は60名です。
例年通り辞退者が約20名出るならば、現在最終合格者に残っている人は、かなりの高確率で採用されることが予想されます!
試験年度 | 最終合格者 | 辞退者 | 採用者 |
---|---|---|---|
2017年 | 81 | 20 | 60 |
2016年 | 84 | 19 | 63 |
海上保安大学校学生の魅力
給与は、海上保安大学校で勉強しているあいだは、一般的な公務員の給与である行政職俸給表(一)が適用されます。卒業後は、一般の公務員よりも12%程高い、公安職俸給表(二)が適用されます。
将来の幹部候補としての採用であり、ほかの高卒で受ける公務員試験よりも将来性があります。
幹部候補として、転勤も多くありますが、ポンポンと昇進してゆきます。
海上保安大学校では、4年+6カ月間の研修で「海上保安」の学士を習得し、4年制大学卒業程度の資格が得られます。
- 大学校は学費不要
- 在学中は給料がもらえる
- 卒業すれば大卒資格が得られる
- 将来の幹部候補生
- 卒業後は、一般的な公務員よりも高い給与をもらえる(公安職俸給表(二)適用)
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海上保安大学校試験のこれから
海上保安大学校の試験は、大変魅力的です。
しかし、令和2年度から大卒者を対象にした幹部職員養成試験が新設されるため、高卒者の採用人数は減らされることが予想されます。
2019年度試験の倍率が急落し、定員割れの可能性もあるため、時代の流れといえます。
今後、高卒から幹部への道は相当険しくなることが予想されます。
海上保安大学校へ出願を希望している人は、今後は大学進学も同時に検討すべきでしょう。
海上保安大学校学生のおすすめ度
海上保安大学校の試験の難易度は、大学受験と同じくらい難しいです。
しかし、これに合格すれば、幹部候補生として海上保安庁に入ることができるので、一生に一度のチャンスと思ってガムシャラに挑戦することが吉です。
倍率も下がっていますが、大卒者を対象にした幹部候補生の養成試験が新設される予定となっており、今後はいっそう狭き門となるでしょう。
受験者のレベルが上がることが予想されるうえ、採用後の研修では、勉強で主席を争うことになります。
よって、勉強に自信がある人にこそ、おすすめの試験です。
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